第8回 - 少し自分語り、失礼します

久しぶりに、大学時代のアルバイト先に行きました。
個人経営の小さな居酒屋さんで、お魚がとっても美味しいお店です。
コロナが本格的に流行りだしてから行けていなかったので、
お店に行けたのは1年以上ぶりでした。

お店は自分にとって、第二の実家のような、
時折帰らないとなんだか落ち着かないような場所です。

初めてのバイトで経験もなく、なかなか気が利かず出来の悪かった自分を
店長は、時にはしっかり叱ったり根気よく育ててくれて、
3年働ききるころには一人でホールを任せてくれるくらいに信用してくれて、
なんだか初めて自分が成長出来て、それを認めてもらえた場所でした。

働いている当時は、
理系の大学生しながら夜居酒屋バイト、というのが
体力的にかなりしんどい時期もあって、
常に楽しい!元気ハツラツ!と働けていたわけではないのですが、
喉元過ぎればなんとやら、振り返ってみるとなんだかとってもいい思い出で、
どうしようもなく自信がなくなったときに励ましてくれる記憶になっています。

いま会社員として働いていて、まだまだ分からないこと、独力でできないことも多く、
自分の出来の悪さに情けなくなることもしばしばですが、
「バイトの時みたいに、少しでも認めてもらえるようになりたい」
「振り返ったとき、『あのときの私よく頑張ってた、素敵だった』と思いたい」
と、もう少し踏ん張って頑張れる理由になっています。

...そうは言っても、やっぱり常に元気ハツラツで働けているわけではないです、
もうやだ働きたくないよう、となったりもします。笑
でも今はもう少し、こうして奮い立たせながら頑張っていこうと思ったのでした。

おわり